大きな吹き抜けのある家、吹抜の壁に大きな絵を飾ってみましょう。
殺風景な壁に絵を飾って生き生きとした空間を演出
大きな吹き抜けのある家、吹き抜けの壁ちょっと間が抜けた感じですね。
「そうだ絵を飾ろう、どんな絵にしよう」3Dマイホームデザイナーの「パーツ」の「雑貨・趣味」の「絵画・書画」の中にたくさんのデータがあります。
でももうひとひねりしたい。そんな時に使えるテクニックです。基本は3Dマイホームデザイナーの「使い方」の「パーツ編集・形状作成」の「看板を作成する」の方法です。
その家にふさわしい絵とは、、、
何か有名な画家の書いた大きな絵を掛けてみよう。例えば、、、明るいイメージの印象派のルノアールとかモネとか、、、ポスト印象派のゴッホ、セザンヌ、、、分離派のクリムトなども良いかも。
その家のテイストに合わせた絵画を探す。それはお客様の個性を理解してお客様の好みを表現することでもあります。
簡単6ステップで出来るお洒落な絵画の飾り方
1、まず家に合った絵を探してみよう
今回は明るい家をご希望のお客様。光をテーマにした画家、モネで検索してみました。睡蓮の池は絵としては素敵ですが壁に置く点景としてはちょっとインパクト不足、、、と探してみるとありました。クロード・モネのサン・ジョルジョ・マッジョーレ、黄昏という絵です。横長のプロポーションで夕日の赤から青い空までのグラデーションと教会のシルエットが印象的ですね。これをを額に入れて掛けてみたいと思いました。
2、美術館のサイトからスニッピング
美術館のサイトからちょっとだけ借用します。スニッピングツールで保存します。モニターの画像にスケールを当てて計ると125mmx85mmです。壁に貼った時には実寸で幅1500mmx1020mmそれ位がちょうどよいかなとあたりを付けます。
3、絵画にフレームを付けます
この絵にちょっとしたフレームを付けます。ペイントツールでデータを開きます。コピペで絵を2枚並べます。片方の絵を額の色で絵よりも少し大きめに塗りつぶします。そこに元の絵を張り付けて額縁付きの絵が完成します。BMP、JPEG、GIFなどのファイル形式で保存します。次は3Dマイホームデザイナーでこの絵を貼り付けます。
4、額の下地を作る
以下の作業は「看板を作成する」の作業です。
3Dマイホームデザイナーの3D画面の「床に配置」を選択。「形状作成」から「壁」を選びます。絵を飾る場所の近くに適当な大きさの壁を置きます。右側のパーツプロパティで額の大きさ1530mmx1050mmx30mmの壁を作ります。その壁を移動ツールで壁の所定の位置に置きます。
5、下地に絵の画像を張り付ける
保存してある絵のファイルを開き画像を額の下地のグレーの画面にドラッグします。テクスチャー設定で反復回数を1x1に指定します。
6、光を当ててみる
そのままだと取ってつけたように見えます。空間の中にあるように見せるためには窓枠で切り取られた日差しを画面に当てるようにします。すると額のガラスに光が反射しているようになりこの壁のこの位置にあればこその表現になります。この段階で上下左右の位置の修正、大きさの修正、絵の彩度や明度を調整します。
シャープな感覚のお客様にはクリムト
別の物件です。若い起業家でシャープな感覚を感じるお客様です。建物の設計もシャープな感じに仕上がりました。この住宅に似合う絵画は、、、と考えてイメージに上ってきたのはクリムトです。飾ってみるとしっくりしました。お客様にも気に入って頂けました。
まとめ
「看板を作成する」方法を応用して吹抜の壁にお客様の喜こびそうな絵画を飾ってみました。それは設計段階で把握したお客様の個性や好みから自然と類推できるものです。この絵の事はとても気に入って喜んでくださいました。