間取り図だけでは日照がどれくらいあるかイメージしにくいものです。
あなたがこれから長年住む住宅。
日当たりが悪いと心身ともに良い影響がありません。
明るくさわやかに暮らすために日照は欠かすことが出来ません。
間取りの失敗で多い「日当たりが悪い」という事
出典:宇宙の種Health
「間取りの打ち合わせでは家事動線や収納などへのこだわりばかりで、
日照や採光に関しての配慮が足りなかった」というケースが少なくありません。
建物が出来上がってしまってからでは打つ手はほとんどありません。
そんなことがないように間取り図の段階で日照をチェックしておきたいものです。
気が付かないか、気づいていても言ってくれない担当者
間取り図の段階であなたが「日当たりは良いですか?」と聞いたとします。
確認してみましょうと言って下の動画のような資料を出してあなたに提示してくれるところは安心です。
「大丈夫ですよ」とか「日照はありませんが十分明るいですよ」と言う担当もいます。
言葉は便利なものです。
「大丈夫ですよ」、、、何を根拠にどう大丈夫なのでしょうか?
「日照はありませんが十分明るいですよ」、、、明るければ日照は要らないのでしょうか?
日照への要求は人それぞれ異なるので明確な基準はありません。
明確な基準が有るとすれば、それはあなたの感じ方です。
良いかどうかはあなたが情況を理解して納得できるどうかです。
工事中の現場で気が付いて、、では手遅れです
工事が始まってしまうと現場での変更はほとんど出来ません。
昔はかなり融通が利いたのですが
最近は手続きが大変なので出来ないと考えてください。
住み始めて「こんなに日当たりが悪いなんて」と後悔しないためには
間取り段階でしっかりとチェックしておくことが大事です。
3Dマイホームデザイナーの日当たりチェック機能
3Dマイホームデザイナーには日当たりチェックという機能があります。
間取りと敷地のある都道府県と冬至、春秋分、夏至の条件を入力すれば
自動的に日照のチェックができます。
東側道路の分譲地の場合
東側道路で東西に細長い敷地を想定してみましょう。
東西14.5m南北11.5m東側道路の住宅です。
南側に同じ大きさの土地が分譲されます。
全室南向きの間取りを当てはめてみました。
隣家のデータの入力
南側に隣家が有る場合その状況を地図や写真から想定して入力することが出来ます。
また今回の例のように分譲地で将来的には隣家が建つのですが今は空き地というケースもあります。
そのような時にはこのような南側の敷地にかかる斜線制限などから
法規的に建てられる範囲いっぱいの建物が建った場合を想定することになります。
部屋で見る日当たり
冬至の場合
45秒の動画ですご覧ください
上の動画の様に部屋に差し込む日差しを部屋の中から見ることが出来ると
とても分かりやすいですね。
上の動画は冬至の場合です。南側の隣家のせいで冬至には日照がありません。
鳥瞰図で見る日当たり
冬至の場合
19秒の動画ですご覧ください
上の動画の様に鳥瞰図で見ると建物のどの部分に日が当たるのかが理解しやすいですね。
改善案
日照チェックで日照が不十分であることが分かりました。
そこで日照が重要なリビングを日照の得やすい東にずらし南の壁を910北にずらしました。
ダイニングの窓を普通よりも高い位置に変えています。
このような変更でより日照の得られる間取りに変更できました。
まとめ
例題では敷地の情況と間取り図からこのような結果になる事がシミュレーションできました。
部屋から見た動画で暗さ情況が分かり、鳥瞰図の動画で変更の方向性が掴めました。
日当たりチェックのツールを使う事で日当たりの悪い間取りを
日当たりの良い間取りに改善することが出来ました。
この記事があなたの家作りのお役に立つことを願っております。
プレゼント
今回使った隣地の建物のデータ差し上げます。
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データは3Dマイホームデザイナーのデータになります。