注文住宅の外観デザインの決め方 その1 「私はこれが好き」が基準

注文住宅の外観は「私はこれが好き」で決める事が大事です。この記事では

1、「私はこれが好き」を探したり確認したりする方法

2、「私はこれが好き」を実現する方法

を書いて行きます。

 



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注文住宅の外観の決め方は「私はこれが好き」が基準

出典:トレンド速報.com梅図邸

住宅の外観は「私はこれが好き」が基準です。

それは建築家・建築士・設計士の好みでも、コンサルタントの好みでもなく住まい手の好みです。

あなたの「私はこれが好き」それで決まりです

上の写真の梅図かずお先生のまことちゃんハウスは近隣から訴訟を起こされました。

でも裁判で勝訴したそうです。これ位のことだってやっても大丈夫なのですね。

長年この仕事をやってきて「お客さんそれはやめといた方が良いと思いますよ」

と言わなければならない状況には一度もなったことがないので「私はこれが好き」

で大丈夫です。

 

注文住宅の外観の決め方の「私はこれが好き」とは

出典:ヤフー

最近の間取り作成のご依頼では皆さん明確に、「シンプルモダンが好き」

とか「アーリーアメリカンで紺色の外壁にしたい」とかの意思表示をしていただけることが多くて助かります。
シンプルモダンとアーリーアメリカンでは窓の形状や屋根の形が異なります

そのため初期の段階からそれを意識して間取り作りを進められます。

注文住宅の外観の決め方「私はこれが好き」を確認する方法

出典:ヤフー

外観のお好みに関して「良く分かりません」と回答される方も少なくありません。

そのような時には「住宅 外観 画像」で検索していただいてあれこれ見ていただいて

その中から「これが良いかな」を選んでいただくようにしています。

 

 



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注文住宅の外観の決め方 「私はこれが好き」で困ること

ご夫婦で「私は南欧風が良くて主人はダークなシンプルモダンと言っています」

というようなケースもあります。その時には間取りを作り込んで行く作業の中で

何となく柔らかい雰囲気が好きなご夫婦だなとかシャープな感じで行きたいのだな

と感じながらゆっくりと時間をかけて間取りと外観を作って行きます。

 

 

注文住宅の外観の決め方 他人には相談しないこと

出典:おへそのブログ

住宅の外観デザインはをどうするかは、設計者とご家族以外には誰にも相談しない方が賢明です。

親しくしていて普段から顔をよく合わせなければならない人に相談して、

その通りに出来れば良いのですがそうでない時にバツが悪いので

家族以外に相談はしない事をお薦めします。

 

 

注文住宅の外観の決め方 間取りと外観

 

”間取りは上手く行ったのですが設計士さんから出てきた外観図がイマイチで、、、”

という事があります。

使い勝手だけを検討して出来た間取りをそのまま立体化しただけで理想の外観になる事はありません。

実績のある建築士は平面を考えながらも常に立体を意識しているものです。

初めからこんな外観にしたいという情報があるとそれを意識して間取りを作ります。

イマイチの外観でも間取りを少しいじれば外観が整う事がありますので安心してください。

 

注文住宅の外観の決め方 成っちゃったスタイル

 

 

上の外観パース我ながらイマイチです。

屋根がごちゃごちゃしているので安っぽい感じになります。

何も考えないでこう「成っちゃったスタイル」です。

 

注文住宅の外観の決め方 ナチュラルモダン

 

 

間取りはそのままにしてバルコニーに屋根を掛けるようにして

屋根を片流れにすると、、、大分良くなりましたね。

ナチュラルモダンという感じでしょうか。

何も変えないでこのように出来るのですから

少しだけ間取りをかえただけでも様々なスタイルに変えることが出来ます。

 

今回はちょっとすっきりしない「成っちゃったスタイル」を作ってみました。

間取りをそのまま変えないでやってみるという実験でした。

あなたの「私はこれが好き」が初めからあればもう少しオシャレな

外観に出来たと思います。

「私はこれが好き」になるまで妥協しないで検討することが大事です。

 

まとめ

住宅の外観デザインの決め方は「私はこれが好き」が基準です。

現場で色決めで迷っているお客様に「建物の色で死んだ人はいませんから安心して決めてください」

と背中を押したことがあります。

あなたの住む家ですから誰に遠慮することも有りませんので安心してください。

中途半端なところで妥協しないことが大事です。

風致地区や地域協定などで外壁や屋根の色を指定されている場合はそれに従ってくださいネ。

この記事が家作りを進めているあなたのお役に立てることを願っています。

この記事を書いた人

atoriekojima