ハイサイドライトは生活を楽しくするとても素敵なアイテムです
どの様なものか、その魅力と有効な利用法
そしてデメリットとその対策をご紹介します
ハイサイドライトとは
ハイサイドライトは高いところに付けられた窓の事
普通の窓が目の高さにあるのに
ハイサイドライトは天井に近いところに取り付けられます
ハイサイドライトの種類
ハイサイドライトを普通の天井高さで取り付けた場合(高窓)
玄関や洗面所など目の高さに壁が必要な場合に便利です
リビングのテレビの上というケースもありますね
ハイサイドライトを天井を高くして設ける場合
天井を他の部分よりも高くして設けられることもあります
私的にはこちらをハイサイドライトと言い
上のケースを高窓として区別しています
写真の物は吹抜を作って上の階の一般の窓の高さに合わせたケースですが
このように上の階の床レベルに付けるケースも有ります
ハイサイドライトを設置する目的
何となく好きだとか格好がいいからとかの理由でも良いのですが
目的意識を持った方がデザインを決めやすくなります
ハイサイドライトで採光する
上の玄関の例などは採光を目的とするハイサイドライトの利用法です
壁面に鏡を取り付ける洗面所にもよく使います
ハイサイドライトで抜けを演出する
都市部の込み合った敷地に家を建てる場合
近隣の情況をよく観察して「抜け」を工夫して広がり感を演出します
どう工夫してもリビングの窓からの風景が隣の家の壁だったりする事が有ります
そんな時に有効なのが
間取り成功例29坪 旗竿敷地でもハイサイドライトでのびのびライフの家
でも紹介したハイサイドライトです
これはロフトの床高さに合わせてハイサイドライトを付けたケースです
2階分まるまる吹き抜けにしてしまうのではなく
半階分くらい高さだいたい床レベルから4m~4.5m位でも十分に広がりを感じることが出来ます
ハイサイドライトの魅力
ハイサイドライトの魅力について
「床から窓を見上げる分には空しか見えないなんて良い眺めだったりしますか?」
という疑問がありますね
私があれこれ言うよりもハイサイドライトのある家に住んでいる方の
生の声を聴いた方が分かりやすいですね
ハイサイドライトの魅力を語っているholly tunes
というブログが有ります
空を切り取る
設計をしていた頃はそんな特徴を気にもせずいた訳ですが、生活をしている現在、その魅力と実力が身にしみています。
当たり前なんですが、窓と同じ目線で外を見ると、まわりの建物や目に入ってほしくないものが見えてしまいます。が、下から見ると、ちゃんと「空」が見えるんですね。住んでいく上では、この「視線を外して空が見える」というのは、結構大きいです。ふとしたときに、空と流れる雲が目に入ったりすると、すごく和みます。
「空を切り取る」という言葉が生活に「空」を取り入れる感覚
心が広がる感じが上手く表現されていると思います
それが空しか見えない窓の重要な機能だと思います
ハイサイドライトのデメリット
全ての物にはメリットとデメリットがあります
ハイサイドライトにもデメリットがあります
ハイサイドライトのデメリットは手が届かない事
1、掃除がしにくい
2、開閉しにくい
3、窓のヒートロスでコールドドラフトが起こりやすい
1と2は要するに手が届かないことが問題なんですね
次の項の脚立や伸縮モップが有効です
3はどの窓にも共通するデメリットですが
高い位置に付ける事でよりコールドドラフトのリスクは大きくなります
これに関してはコストアップになりますが
窓の断熱性を向上することで対応することが出来ます
ハイサイドライトの掃除、メンテナンスには伸縮ハシゴ
高いところの窓ですのでハシゴや脚立が有効です
我が家でも年に数回高いところのメンテナンスに脚立を用いております
1台は有っても良いと思います
上の物は楽天の検索で出てきたものです
色々な物が有りますので「伸縮式ハシゴ・脚立」などで検索して見てください
ハイサイドライトのガラス拭きは伸縮式ワイパー
高い所に上るのが苦手な方には伸縮式ワイパーと言う物が有ります
アルミ4段伸縮式 吹抜・天井ワイパー460型
上の物は楽天の検索で出てきたものです
色々な物が有りますので「伸縮式ワイパー」で検索して見てください
ハイサイドライトのメンテナンス実は気にならない事の方が多い
設計時点では様々な不安があったりします
ところがしばらくそこで暮らしていると実はあまり気にならないものです
窓の外側は時々雨が汚れを流してくれますし
部屋内側は目の高さではないので気にならなかったりします
綺麗好きな方のお宅でも特に掃除はしていない
という事もあるようです
ハイサイドライトにブラインドを付けるか?
ハイサイドライトに付けるロールブラインドは電動の物が良いでしょうか?
とご質問いただくこともあります
「窓にはブラインドが必要」と考えるとそうともいえるのですが
この写真のようにブラインドなど付けない方がすっきりして良いように思います
ハイサイドライトとトップライトはどこが違うの?
ハイサイドライトと似たもので高い所に付ける窓トップライトが有ります
トップライトに関しては別項目で書きたいと思います
ハイサイドライトは壁に付いている普通の窓が高い所に付くもの
トップライトは屋根に付くものと考えてください
屋根の上のトップライトにも様々なメリットがあります
屋根の上だけに防水や強すぎる陽射しをどうするかという
難しい事も起こってきます
それに比べてハイサイドライトは庇による日照コントロールができたり
扱いやすい面があります
ハイサイドライトのまとめ
ハイサイドライトの魅力と有効な利用法
そしてデメリットとその対策をご紹介しました
住宅の建築の要素は全てバランスよくまとまっていることが必要です
家全体の事を考えてバランスよく考える事をお勧めいたします
こんな場合はどうしたら良いか?というような時には
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