工務店/ハウスメーカーの選び方 すぐに実行できる一級建築士の実践手法と実例

良い家作りになるかどうかはあなたに合った信頼できる
工務店・ハウスメーカーを選べるかにかかってきます
この事は良く聞く話ですが具体的にどうやって?となると
ネット検索してもなるほどと思う良いことは書いてあるけれど
すぐに実践できる話でなかったりします
このブログでは家作り奮闘中のだれでもすぐに実践できる手法をシェアさせていただきます

ココナラに
その契約ちょっと待った!工務店HMの良否判定します
失敗しない工務店・HM選びの5項目をあなたと一緒に確認します」
略称「工務店・ハウスメーカー選定アドバイス!」のサービスを出品しました

ココナラのサービスの説明で書ききれなかったことや
実例もあげてわかりやすくしたいと思います
最終章にココナラのアドバイスで危機一髪を逃れた方の実例もあります
最後まで読んでいただけると嬉しいです

自分だけで調べるのは時間がなく面倒だなと思われる方は下のサービスをご利用ください
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その契約ちょっと待った!工務店HMの良否判定します 失敗しない工務店・HM選びの6項目をあなたと一緒に確認します

 



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1、工務店/ハウスメーカーの選び方を知る目的は理想の生活を手に入れるため

工務店/ハウスメーカーの選び方を知る目的はココナラのサービスと同じ
「あなたの理想の生活を手に入れる」ためです

ココナラのサービスは契約を迫られている方向けのもので
ハンコを押す直前に急いでチェックしたい方をイメージしています
ここではもう少し余裕がある方への情報も入れて
ご自分でできるようにしていきたいと思います

住宅の性能などの一般的な家の評価基準を調べる方法は
別のブログに譲ることにして
自分自身の価値観を重視して工務店・ハウスメーカーを選ぶ方法に
特化した記事にしたいと思います

※「契約書」ではない仮契約書、注文書、発注書という文言の書類もありますが
法的な効力は同じですので「仮」という文字があってもごまかされないでくださいね

2、工務店/ハウスメーカー選びで確認すべき3つの要素

ココナラのサービスはネット上のものに限られますが地域での情報収集と資金計画が
重要な要素となりますので確認して行きましょう

ネットで調べる6つのポイント

ココナラでのサービスはこの部分だけの調査となります
1、あなたの希望と工務店・ハウスメーカー(以下HM)との相性
2、敷地と工務店HMとの相性
3、工務店HMの覚悟
4、誠実度
5、契約内容
6、工務店の経営状況

地域で確認すること

今お住いの住所と建設の現場が近い場合は
地元で下のことを調べて確認してください
1、イベントに行ってみる
2、会社に行ってみる
3、現場に行ってみる

資金計画

もう一つ重要な要素が資金計画です
ローンが返済できなくなったり生活を切り詰めなければならなくなったり
理想の暮らしができないようであれば計画自体を修正すべきです
もう一度確認するようにしてください

下のようなサイトで第三者の知見を知ることも重要です
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ポイント1 あなたの希望と工務店・ハウスメーカーとの相性 

人と人との間には相性の良しあしがあります
同じようにあなたと工務店・ハウスメーカーとの間にも
相性の良しあしがあります
あなたの望むものと相手が提供しようとしているものが
一致することが大切です
駅裏のラーメン屋で中華のフルコースは頼みませんね
反対に聘珍楼のような中華の名店で塩バターラーメンを頼むような
こともしません
相手の提供できるものと自分の望むものをを理解すれば
間違えることはないはずなのですが
家づくりのセカンドオピニオンをやっていると
ローコスト系ハウスメーカーと契約して進んでいるのに
高価格帯の工務店のような内容を希望するケースもあります

希望するものと提供されるものが違うなと思ったら
契約前に工務店・ハウスメーカーを変更しましょう

ハウスメーカーの提供できるもの

注文住宅と言ってもHMは規格住宅を売る商売です
間取りや外観や仕様は決まっていて少しのアレンジが効くだけと考えると
後で「融通が効かないやつ」と腹を立てないで済みます
特にローコスト系HMと「家は性能」と考える会社は
あなたの要望に合わせて対応するのが苦手です。

ハウスメーカーのオリジナルな規格住宅は
設計や仕様選定やオリジナルの部品などの開発に
多大な時間と金をかけて完成させています
一品生産の工務店には手の届かない良さを持っているかもしれません
変更なしで納得できる規格住宅があればそれもよい選択です

※私が知らない高品質かつ融通の利くハウスメーカーをご存知の方はご一報ください

工務店が提供できるもの

規格住宅の枠を超えて自分なりのこだわりを持って
注文住宅らしくいろいろなこだわりを実現したい方は
工務店を選んだ方が良いと言えます

とは言えども工務店とひとくくりにすることはできません
大工さんが一人でやっている工務店もあれば
全国展開していて名前だけ工務店のところもあります

その中であなたの理想の家を建てられる会社は
・こだわりに対応する能力が有るか
・対応する気持ちが有るか
が問題です契約前の段階で確認しておきましょう

確認する方法は会社のホームページを見ることで
多くの情報を手に入れることができます



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ポイント2 工務店・ハウスメーカーと敷地との相性

下の図は北側に大きな隅切りがあるような敷地です
日当たりを考えると赤線のA案のような配置になります
ローコストが売りのHMは建物に凸凹を作らないために青線のような案を作ります
南側隣家の影になって暗く快適でない家でも平気で提案します

変形敷地や北側に大きな隅切りがあるような敷地に
対応できない工務店やハウスメーカーがあります
当たり前の設計ができない会社があることを知っておく必要があります

北側隅切り敷地
北側隅切り敷地

ポイント3、工務店・ハウスメーカーの経営姿勢と覚悟

工務店・ハウスメーカーの経営姿勢と覚悟と書いても分かりにくいですね
工務店・ハウスメーカーのホームページには顧客に対して
決意と覚悟を表明する機会があります

会社案内の代表者の顔出しと代表のあいさつです
この機会を利用して
・代表者が自分の顔を出して
・顧客満足が目標であること
を宣言していることは大事です

「どんな会社でもやっているでしょ」と思うのですが
そうでもないところが面白くまた調査する意味があります
例えば顔出しがない
例えば顧客満足度ではなく、自社の施工棟数の多さの自慢話だったり
会社の代表が顔出しで顧客第一の経営を宣言するのは
大事な事で営業や設計や施工の担当の姿勢もそれに倣うものです

是非確認して行きましょう

ポイント4 契約内容

請負契約は、詳細な設計図書(図面と仕様書)と詳細な見積もりがあって初めて成り立ちます。
けれども簡単な間取りと大まかな見積もりでの契約が慣例になっています。
これは不正確で圧倒的に施主に不利な契約ですがその状況を変えることはすぐにはできません

本来有るべき形で進めたい場合は、設計事務所に設計監理を依頼して
設計完了後に数社の工務店から相見積もりを取ってやっていく方法があります
この方法は今回の記事にはなじみませんので割愛します

簡易な図面と仕様書による見積書での契約でも
・大きな見積もり落ちがないか
・重複計上がないか
・打ち合わせ時の約束が入っているか
は確認しなければいけません

ポイント5 工務店・ハウスメーカーの誠実度

設計図書と見積もりが大雑把な契約の場合に
うまくいくのには工務店が誠実であることが前提になります。
そうでないときには詐欺に近いことも起こります
誠実な会社であることを確認しておきましょう

この項目は工務店・ハウスメーカーとのファーストコンタクトから契約準備に至るまでの
担当者に感じたあなたの感じが大きな判断材料になります
あまり尊重されていないと感じることがあったとしたら要注意です

契約するまでが営業担当の仕事です、我慢ししなければならないにしても期限があります
そこで尊重されていないのであれば契約が済んで工事に入ったらもっと尊重されなくなります

ポイント6 工務店・ハウスメーカーの経営状況

オガスタ社長
オガスタ社長

上の5項目が〇でも経営状態が悪い会社はNGです
工事途中で倒産という事もありますので経営が健全であることを確認しましょう
今まではこの項目を満たすノウハウが十分でなかったために
選定アドバイスはしたものの「倒産しちゃいました」という事は避けたいと思い
工務店・ハウスメーカー選定アドバイスのサービスを見合わせていました

今回「倒産しそうな工務店の見分け方」というオガスタ新潟の社長のチャンネルで紹介されたG-Search
による調査を実行してみて。これならリスクを最小に抑えられると考えサービスの開始に踏み切りました

ポイント7 現地調査

お住いのところと建設の現場や工務店・ハウスメーカーの会社が近い場合は
下のことを調べて確認してください
1、イベントに行ってみる
2、会社に行ってみる
3、現場に行ってみる

どれも様々な情報を得ることができますがポイントは
・自分の理想の住まいに合っているか
・社員がはつらつとしているか
・掃除や片付けができていて雑なところがないか
といったところです

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(現地調査はココナラのサービスには含まれません)
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ポイント8 資金計画変更の最後のチャンス

契約前の今が計画を安全に変更する最後のチャンスです
ハンコを押してからでも解約はできますが違約金が発生します
ハンコを押すことになんとなく躊躇がある方は必ず確認作業を実行してください

特に下のような方は要注意です
・工務店やハウスメーカーや銀行のローン計画を採用している
・ローンの返済額を家賃と同じに設定している
・ボーナスと残業代を返済計画に組み込んでいる
このような方は下のローンのセカンドオピニオンで確認することを
強くお勧めします

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工務店・ハウスメーカー選定アドバイスの実例

【危機一髪】
ココナラで日照シミュレーションをご依頼いただいた物件です
設計の完成度が微妙な感じです
・不用意に建物がL型
・不用意に建物に凹部分がある
工務店の図面にしては珍しい、作りにくく高コストになる設計です

日当たりシミュレーションの結果報告は終わったのですが
良い方向に進んでほしいと思って
日照以外のお問い合わせに回答していました
契約を急がされた様子でしたが
「ハンコだけは納得できるまで絶対に押さないでください」とお願いして
工務店さんの情報を見てみました

ホームページを見ると
・職人気質の現役大工さんが社長の工務店
・社長の顔出し決意表明がある
・自然素材と手仕事が売り
・家族的経営
ここまで見て心の中に大きな〇印が浮かんできました

ところが詳しく見ると
・最近の情報にはリフォームが多く新築物件の情報が少ない
・社長以外に社内大工がいないのでこれから先長続きさせる意欲が感じられません
不動産の売買もやっている
・顔出し決意表明と思ったものも顧客第一主義の宣言ではなくある意味自慢話
というところが気になりました

大丈夫だろう、大丈夫であってほしいと思いながら
G-Searchで信用調査をしたところ
https://db.g-search.or.jp/
2017年には黒字それ以降ずっと赤字の経営です
これでは会社を継続していくことはムリです

この会に社建築を依頼して
契約金を払ったのちに何の工事も始まらないうちに倒産したり
工事途中で中断してそのままになったり
運よく完成にこぎつけたとしてもその後に行われるはずの
メンテナンスやアフターサービスを受けられなかったり
という悲劇が起こる恐れがあります

この内容を報告したところ別の会社に変更するという連絡がありました
判断を間違えるととんでもないことになったと冷や汗をかく思いでした

まとめ

略称「工務店・ハウスメーカー選定アドバイス!」のサービスを出品しました
そのサービスで使う手法をシェアさせていただきます

ネットでの調査
1、あなたの希望と工務店・ハウスメーカー(以下HM)との相性
2、敷地と工務店HMとの相性
3、工務店HMの覚悟
4、誠実度
5、契約内容
6、工務店の経営状況
サービスはネットの情報の範囲ですが

今お住いの住所と建設の現場が近い場合は
1、イベントに行ってみる
2、会社に行ってみる
3、現在動いている現場に行ってみる
会社やスタッフの人となりを感じ取ってください

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その契約ちょっと待った!工務店HMの良否判定します 失敗しない工務店・HM選びの6項目をあなたと一緒に確認します

 

参考にさせていただいたサイト等

記事作成だけでなく考え方の多くを教えていただいているサイト等です
当ブログで説明不十分なところも
リンク先の情報で明らかになる事もあると思います

かえるけんちく相談所 by:船渡さん
失敗しないハウスメーカー・工務店の選び方|一級建築士が解説

家作りブログ by O型建築士
住宅会社、工務店選びで失敗しない!必ずチェックしておきたい8つのポイント【絶対保存版】

「家づくりの知識」 オガスタ新潟の社長チャンネル
倒産しそうな工務店の見分け方

 

この記事を書いた人

atoriekojima