日当たりが良すぎる家の3つのデメリット!日射遮蔽6つの対策

一級建築士で日当たりシミュレーション屋も行っていますが「日当たりが良すぎる」というクレームはあまり経験したことがありません。日当たりの悪い家に住むことから比べるとデメリットが大きくないからです。日当たりが良すぎるデメリットを挙げるなら、
・冷房費がかさむ
・眩しい
・紫外線が強く布や樹脂の素材が劣化する
といったことです。
日差しが強すぎる場合は、日射遮蔽の対策をすることが大切です

日当たりが良すぎる家の3つのデメリット

日当たりが良すぎるデメリットを1つずつ詳しく解説します。

1. 室内の温度が上がりすぎる・冷房費がかさむ

日当たりの良すぎる家は室内の温度が上がりすぎてしまい、夏は暑さに悩まされることになります。エアコンを使用すれば涼しくなりますが、そのぶん電気代がかさみ、光熱費の負担が大きくなるのもネックです。
また、日当たりが良すぎると冷房効果が悪く、気温が高い日は室内にいても熱中症のリスクが高くなるため、体調を崩す原因にもなります。
日中、家にいることが多い奥様にとって、暑すぎる室内はかなり苦痛な環境になってしまうでしょう。
夏の暑い日に夕日が差し込むと日中に暑くなった部屋がさらに暑くなり、疲れた体と相まって「たまらない暑さ」と感じます。

近年多くみられる高断熱や高気密の住宅は、エアコンの効果を逃がさない、省エネなどと言われている一方で、日射遮蔽がしにくい季節では大きな冷房負荷になります。
日当たりが良すぎる家や、高断熱高気密の家こそ、日射遮蔽が求められているのです。

2.まぶしさを感じる

低い角度で直射日光が入り込む部屋にいると、陽光が目に入ってまぶしさを感じやすくなります。この問題は夏の西日だけでなく、太陽高度の低い冬にも起こります。
目に負担をかけるのはもちろん、テレビやスマホ、パソコンの画面が逆光や画面への光の映り込みで見えづらくなるといったデメリットがあります。

3.紫外線の影響を受ける

太陽光に含まれる紫外線は、人体にさまざまな悪影響をもたらすことで知られています。
紫外線を大量に浴びると、日焼けによって肌荒れや痛みを感じたり、肌にシワやシミができたり、場合によっては皮膚がんの原因になったりすることもあるといわれています。[注1]
奥様にとっても新居に住み始めたことで肌トラブルに悩まされることは避けたいことでしょう。
また、紫外線が影響を及ぼすのは人体だけでなく、屋根や外壁が劣化したり、家具が変色したりする要因にもなります。
紫外線は一年じゅう降り注いでいますので、日当たりの良すぎる家は年中紫外線の影響を受けることになります。

[注1]環境省|紫外線環境保健マニュアル2015

 

家の日当たりが良すぎる家を日射遮蔽する6つの方法

日射遮蔽には比較的費用の掛からない方法からある程度の費用が必要な方法まで様々です。ここでは、お手軽に試せる順番で紹介していきます。

1、窓の外にすだれやシェード・オーニングを取り付ける

日射遮蔽は窓の外で対策する方法が効果的です。
窓の内側での対策は熱が室内に入ってしまうので、温熱の遮熱効果は窓の外での遮蔽よりも効果が少なくなります

1階やバルコニーのある窓で窓の上に手が届くような場合は、コストを掛けずとても簡単にできる対策です

【すだれ】
すだれもいろいろな色やデザインがあるのですね
お好みのものを選んで取り付けましょう

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【シェード、オーニング】
シェードやオーニングもたくさんの種類があります、下のような雨除けにも使えるものは角度を調整して風を通しやすくすることもできてよいと思います
色や柄もたくさん有ります、お
好みのものを選んで取り付けましょう

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2、窓の内側に遮熱カーテンやブラインドを取り付ける

窓の外での対策がしにくい場合には、部屋内での遮熱カーテンやブラインドを取り付けるのが手軽な方法です。

遮熱用のカーテン・ブラインドには、熱源となる赤外線を遮断する作用があり、室内の温度の上昇を防ぐ効果が期待できます。

カーテンやブラインドを付けるだけですので、誰にでもできる対策です。

窓の寸法を測ってホームセンターで注文すれば簡単に入手して取り付けることができます。

下のサイトからも注文できます

 

 

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3、窓ガラスの内側に遮熱フィルムを貼る

次に手軽な対策は、遮熱フィルムを窓ガラスに貼ることです。

遮熱フィルムを貼れば、日差しが強い日もカーテンを閉める必要はありません。フィルムを貼るだけですので一人でも簡単にDIYが可能です。

気泡が入ったり曲がったりすることが気になる方や自信の無い方は、ホームセンターや内装屋さんやサッシ屋さんに依頼することをお勧めします。

 

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4、 窓を遮熱ガラスにする

本格的な方法としては、窓ガラスを遮熱ガラスに交換するというのもひとつの方法です。

新築で設計段階や施工中でも間に合う場合には東、西、北の窓ガラスは日射遮蔽ガラスを選択することをお勧めします。

リフォームでは窓ガラスの取り換え工事が必要になるため、手間と時間、そして費用が掛かりますが、窓ガラスそのものを遮熱仕様にすれば、昼間からカーテンを引かずに済みます。

この工事は自分ではできないのでホームセンターや内装屋さんやサッシ屋さんに依頼することをお勧めします。

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5、庇を取り付ける

庇の取り付けは、窓が南にある場合に有効です。

庇とは、窓の上部に取り付ける板状の建材のことで、上から降り注ぐ太陽光を防ぐ役割を果たします。

 

東、西、北の窓の場合には、庇による日射遮蔽効果は期待できませんので、設置には要注意です。

後付けも可能で、日光を遮るものがない場合は、リフォームで庇を取り付けることを検討してみましょう。

既製品の庇の取り付けはDIYでも可能ですが、アルミ製の軽量のものでも、慣れない方には大きくて重くまた高所での作業になります。

それらの作業に自信があって工具を持っている方以外は専門家に依頼することをお勧めします。

6、外付けブラインドを取り付ける

窓の外にブラインドを取り付けると以下のメリットがあります。

  • 外部取付のため日射遮蔽効果が大きい
  • ブラインド開け閉めや羽の角度の調整で好みの光に調整できる
  • 目隠し効果でプライバシーの保護に有効

いくつかのメーカーがありますが、オイレス工業製、文化シャッター販売の「ブリイユ」という商品は暴風時の対策も考慮されていますのでお勧めしたい商品です。

外付けブラインドブリイユ
外付けブラインドブリイユ

 

 

【まとめ】

日当たりが良すぎるデメリットは以下の3点です。

  • 室内の温度が上がり冷房費がかさむ
  • 眩しさを感じる
  • 紫外線の影響を受けやすい

これらのデメリットを対策する方法が6つあります。

  • 窓の外にすだれやシェードを取り付ける
  • 遮熱カーテンやブラインドを取り付ける
  • 窓ガラスの内側に遮熱フィルムを貼る
  • 窓を遮熱ガラスにする
  • 庇を取り付ける
  • 外付けブラインドを取り付ける

これらを状況に合わせた最適な方法で対策しましょう。
詳しいことをお知りになりたい場合はお気軽にお問い合わせください。

 

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