atoriekojima間取り35～40坪シンプルモダンの合理的な家
面積表
1階床面積 62.85㎡ 19.02坪
2階床面積 57.97㎡ 17.54坪
延べ床面積 120.82㎡ 36.56坪
コンセプト
「合理的な家」「出来るだけ四角の総二階」がお客様のご希望でした。
配置計画
南西の角地で南側道路の交通量が多く西からのアプローチとしました。家族4人分の駐車スペースを西側に取りました。
平面計画
1階の間取りはダイニングとリビングと和室が南に面しキッチンは東に面するようにしました。キッチンカウンターまでの奥行を抑えることで南側からの採光も有って明るいキッチンになりました。
2階は全室南向きを目標にしましたが一室だけは無理でした。その1室は南の次に条件の良い東向きとしました。この構成に対して無駄のない階段の位置は北西の角だと考えました。洗面とトイレは北面の中央になります。
動線計画
配膳動線
キッチンは対面式で前面にカウンター付きとしダイニングテーブルをカウンターに接して設けることで配膳のために歩く歩数を0歩にしています。
洗濯動線
洗濯動線は洗濯機⇔洗面室内物干⇔リビング⇔和室⇔サンルームとしています。この間にある扉はすべて引き戸で開放しておくことが可能です。洗濯物は畳んでしまう作業も重要です。その点和室は便利に使うことが出来ます。状況によっては3畳ある洗面室内の物干しでそのまま乾燥することも可能です。
日照と通風
日照利用によるダイレクトゲイン
ダイニングとリビングの窓は床までの掃き出し窓にして冬期の日照によるダイレクトゲインを重視し昔の「縁側のぬくもり」を再現しています。窓の上には2階のバルコニーが張り出していて太陽高度が高い真夏の日照を遮ります。庇のない南側の窓は夏場に直射日光が差し込み蒸し風呂状態になりますので要注意です。
通風
通風を意識して各室は出来るだけ2面に窓を設けるようにしています。1階中央にあるリビングと1面にしか窓のできない和室は階段に続く廊下への引き込み戸を開放することで北側の廊下の窓と階段上の窓への通風が可能です。特に階段上の窓は上下の温度差で外気が無風の時でも室内に風が発生します。
収納計画
寝室には2間、他の各室には1間の収納を設けています。キッチンには3尺幅のパントリーリビング用として廊下に3尺玄関には他の部屋を犠牲にすることがない階段下のデッドスペースを利用して1畳分の土間収納を設けています。
外観デザイン
外観は直方体をベースにしました。和室の押入れと仏間部分を凸にし玄関ポーチと一体にして庇に安定感を出しました。屋根は南下がりの片流れ屋根でバルコニーと掃き出し窓の日よけ雨よけ機能を持たせました。切妻よりも軒先の役物と樋の長さが1/2になります。
インテリアデザイン
LDKがワンルームで広々と使うことが出来ます。南北方向の奥行が短いので、南の窓からの採光が部屋全体を明るくします。
