間取り成功例47坪 憧れのシンプルモダンの家

1階床面積 89.92㎡ 27.20坪
2階床面積 66.11㎡ 20.00坪
延床面積 156.03㎡ 47.20坪

 



sponsored link


「建築家紹介センター」

弊社の参加している「建築家紹介センター」にお申し込みいただいた仕事です。中部地方で温暖な地域での計画です。お子様2人のご予定。施工はご親戚がする予定で、設計事務所の監理は不要のケースです。

最重要課題「シンプルモダン」

お客様の要望は多種多様です。住まいに対する価値観=生活に対する価値観=生き方の価値観で人それぞれ顔が違うようにご希望も異なります。

今回のポイントは「シンプルモダン」最近の潮流の一つです。庇のない片流れの屋根又はフラットルーフ。外壁はモノトーンをベースに一部木目や濃い色のアクセントなどでシャープな感じを演出するスタイルです。

このスタイルはサイディングの対候性が向上して、雨よけのための庇が不要になり。サッシやガラスの性能がよくなって日よけの機能でも庇の必要性が少なくなったことから可能になったスタイルです。

3つのボックス

外観のイメージがはっきりしているので、プランニングは大きな白いボックスに濃い色のボックスが2つ付くスタイルで検討を進めます。小さなボックス1は玄関と収納を兼ねた家族用の玄関。ボックス2は和室6帖を当てます。大きな白いボックスはLDKと水周り、階段、廊下等にします。

47坪,4LDK
シンプルモダンの家1階


sponsored link


西日が当たるキッチンはNG

西日が当たるキッチンはNG。という親御様のご意向。キッチンの西側にパントリー、勝手口家事室でプロテクト。西日を防ぎます。お子様の昼寝に使う和室はキッチンの目の前。ダイニングはキッチンの横並びで配膳動線を短縮します。キッチンの前には、スタディーコーナーのカウンターを設けます。その上部に吹き抜けを設けて奥まったキッチンに採光をもたらします。キッチンの背面にPCコーナーを設け袖壁でリビングからの視線を避けるようにしました。

直階段はNG

階段の安全に関して直階段が危険と言う考えもあります。昭和の頃階段は急な物が多く最上部で足を踏み外すと一番下まで落ちてしまうということがありました。途中で曲がりが入ればそこまでで止まるということのようです。私も子供の頃そんな経験がありますので分かる気がします。階段の勾配を緩くしたり踊り場をつけたりで直階段でも安全な方法もありますが今回は曲がりのある階段としました。比較的面積の余裕がある場合に採用できる形です。

家族用玄関

最近の流行は家族用玄関とパントリー。コンパクトな家だと1帖分くらいのシューズクロゼットで済ませますが今回の規模ですと家族用玄関を取ることが出来ます。玄関の正面をピクチャーウィンドにしてゆったりとした玄関の演出にしました。

ホームパーティーのできるLDK

ホームパーティーのできるLDK、ウッドデッキ、吹抜など豊かな住まいを楽しむ要素もしっかりと考えています。

47坪,4LDK
シンプルモダンの家2階

花火が見えるバルコニー

外観の小さなボックスの2階部分。和室の上部バルコニー、玄関の上部は屋根になっています。この大きさのバルコニーだと花火大会のときに人を招くことも可能です。

キッチンに光を導く吹き抜け

吹き抜けの位置大きさは建物全体のバランスを見て決めます。下の階のキッチンに窓が無いので暗くなる恐れが有りますそこに採光目的の吹き抜けを設けます。採光の目的であれば2帖分の吹き抜けで十分です。

ゆったり階段廊下のプレイルーム

建物全体は910mmグリッドで計画してありますが、階段と廊下の部分だけ+90mmの1000mmとしました。たかが90mmですがゆったりとした空間になります。階段の曲がりで出来たアルコーブには机や本棚を置いてプレイルームとしての利用を考えました。

<

この記事を書いた人

atoriekojima