35坪ギャラリーとルーフテラスとハイサイドライトのある2階リビングの家

ギャラリーとルーフテラスとハイサイドライトのある2階リビングの家

アート好きな奥様です

大きな作品も楽しめるギャラリーを作って

アートに囲まれて暮らすことがご希望です

ご主人はだいの本好きで本に囲まれて暮らすことがご希望です

2階リビングの明るい家をご希望です



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配置計画

36坪2階リビング配置図
36坪2階リビング配置図

敷地は東西16m南北10mの東側道路の敷地です

真北から約45度振れています

2台ご希望の駐車スペースを

道路に平行に1台直角に1台停めるように計画しました

これにより日照の得やすい東西に長い建物が可能になります

1階平面計画

36坪2階リビング1階平面図
36坪2階リビング1階平面図

寝室と子供室に日照を取り入れる配置

敷地の北側に建物を寄せることで南側隣家の日照の影響を避けるようにしています

1階の南側に寝室と子供室2室を並べています

建物の北側中央の階段

階段を建物北側の中央に配置しています

階段の上りきったところが2階の中央になるようにしています

2階平面計画

36坪2階リビング2階平面図
36坪2階リビング2階平面図

南側にLDK

南側にLDKを配置して十分な日照が得れれるようにしています

階段のあがり切ったところはリビングになっていて

いきなりキッチンやいきなりダイニングにならない配慮をしています

LDKは18帖ですが畳コーナーを取り入れることで広がり感を出しています

さらにキッチン、ダイニング、リビングの延長上にルーフバルコニーを設けることで

更なる広がりが得られるようにしています

将来増築スペースにもなる吹き抜け

「確率は低いのですが将来親が一人になった時に同居が出来るように考えられないか?」

というご相談がありました

面積に余裕があれば大きな家にすれば解決できます

けれども限られた条件の中での不確実な想定なので

今の段階で大きな部屋を用意しておくことは困難と判断しました

万が一の時に吹抜部分に床を作ることで4.5畳の部屋を作る

という事を想定してギャラリーの吹き抜けを設けています



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動線計画

家事動線がコンパクトになるように

キッチンの北側に水廻りを南側に片持ち式バルコニーを設けて

物干しやキッチンのごみの一時置き場に使えるようにしています

収納計画

ウォークスルーのシューズクローク、ファミリークロゼット

寝室のウォークインクロゼットを設け

延べ床面積の13%以上の収納が確保できています。

外観デザイン

36坪2階リビング外観図
36坪2階リビング外観図

2階リビングの最大の特徴は屋根の形状を工夫することで

LDKの天井に変化を持たせることが出来る事です

外観にもその形が現れています

家の夜景へのこだわり

夜暗くなってからの帰宅そんな時にも

「我が家に帰ってきたと温かい気持ちになれるような演出にしたい」

というご希望がありました

玄関ポーチと階段部分に安全に歩行できてドアノブが分かりやすい程度の

機能的な証明と

建物の足元に明るすぎないライトをつけて建物のシルエットを明確にするような照明にしてみました

大きくない出費で豊かさを感じる演出になったと思います

内観デザイン

36坪2階リビング内観図
36坪2階リビング内観図

光をふんだんに取り入れる事広がりを感じられる空間にする事がポイントです

LDKの直線的な配置の先のルーフバルコニーが広がりを感じさせてくれます

正面の壁に差し込む日照は一日の中で刻々と変化して

エンターテイメントを提供してくれることと思います

勾配天井の高い位置のハイサイドライトは閉塞感の無い抜けを感じさせてくれます

リビングの窓は一般よりも高い位置に設け部屋の奥まで日照が届くように

そして南側隣家からプライバシーを守るように考えています

ハイサイドライトに関しては下の記事に詳しく書きましたご覧ください

ハイサイドライトとは?有効な利用法、デメリットと対策(建築士の道具箱)

日照と通風

日照 

2階LDKにすることで日常生活に日照の恩恵が得られるように考えています

通風

通風を意識して各室は出来るだけ2面に窓を設けるようにしています。

面積表

間取り35~40坪3LDK+和室 東玄関

1階床面積     64.59㎡   19.5坪
2階床面積     52.17㎡   15.75坪

延べ床面積    116.76㎡   35.25坪

吹抜面積      7.45㎡   2.25坪

まとめ

ギャラリーのある2階リビングの家はお客様の個性を強く前に出したデザインとなりました

振り返ってみると

1階のギャラリーと2階の吹抜とバルコニーを外すと

30坪+αの総二階のプロトタイプに変形させることが出来ます

この部分をコアにして敷地形状やご家族のご希望に合わせたプランニングも可能です

 

 

この記事を書いた人

atoriekojima